

クラウドインフラストラクチャ
事例紹介
CoreLogicのデータインフラをクラウド移行で近代化
不動産データ分析のリーディングカンパニーCoreLogicと協業し、堅牢かつコスト効率の高いクラウドデータ移行ソリューションを実現しました。SSIS、Azure SQL、Google Cloud Platform(GCP)を活用し、CoreLogicの重要なデータ資産を集中管理・拡張性・将来性のあるクラウド型データウェアハウス環境へ移行しました。
ビジョン
CoreLogicのデータインフラを近代化し、レガシーシステムをクラウドへ移行することで、高性能なデータ管理・高度なレポーティング・先進的なビジネス分析の基盤を実現。コスト削減・データアクセス性向上・迅速な意思決定を全社で推進することを目指しました。
シナリオ
拡張性の高いデータウェアハウスとアジャイルなレポーティングの実現
CoreLogicは既存のAzure SQLデータベースから新しいGCPホストのSQLソリューションへデータを移行する必要がありました。目的は、データを拡張性の高いウェアハウスに集約し、ビジネス継続性・最小限の業務中断・アドホック分析ニーズへの強化対応を両立すること。長期的なデータ成長や部門別データマート、最新のレポーティングツールによる実用的なインサイト提供を支えるための重要な移行でした。

実施内容
近代的なクラウドデータアーキテクチャの基盤構築

SSIS(SQL Server Integration Services)パッケージを設計・導入し、Azure SQLからGCP SQLへの安全かつ効率的なデータ移行を実現しました。このパッケージはデータの完全性・高パフォーマンス・再利用性を担保。移行後は集中管理型データウェアハウスを構築し、モジュール型データマートやリアルタイムレポーティングに対応しました。
主な技術:
- データベース&ウェアハウス:MS SQL、Salesforce、Azure SQL、GCP SQL Server
- 移行ツール:SSIS
- レポーティングツール:Power BI、SSRS、D3.js
柔軟性・拡張性・運用コスト効率を重視し、設計ワークショップでCoreLogicのビジネスニーズと整合を図りました。
体験の主な特徴
インパクト
企業データ運用を変革し
拡張性ある成長を実現
本プロジェクトにより、CoreLogicのエンタープライズデータ基盤は一新され、データインフラの集中管理と重要資産のクラウドネイティブ環境への移行が実現しました。GCPの拡張性あるアーキテクチャと高度な統合機能を活用し、コスト効率・迅速なインサイト取得・将来のビジネス需要への強力な対応力を両立。ビジネスアナリストはアドホックレポートをより俊敏に扱え、経営層は直感的なリアルタイムダッシュボードで意思決定を加速。柔軟な設計は現状の分析ニーズだけでなく、不動産アナリティクス業界全体のデータドリブン変革モデルとしてCoreLogicを牽引する基盤となりました。
コスト最適化
GCPへの移行により、継続利用割引や従量課金モデルを活用し、インフラコストを大幅に削減。
データアクセス性向上
集中管理型ストレージと拡張性アーキテクチャで、より迅速なアクセスと高度なデータガバナンスを実現。
高い拡張性
データ量の増加にも柔軟に対応し、ピーク時でも安定したパフォーマンスを維持。
インサイト活用力の強化
ビジネスユーザーは強化された可視化レポートツールでタイムリーかつ実用的なインサイトにアクセスでき、経営判断の迅速化を実現。
● お客様の声
お客様からのフィードバック
私たちと協力してきた方々からの信頼の声をご紹介します。
“データテンプレートは、ClosingCorp(現在はCoreLogicの一部門)の重要なパートナーです。私たちに割り当てられた開発者とデータアナリストのチームは、当社の戦略的目標に大きく貢献してくれました。業界への深い理解により、データテンプレートのチームは従来の開発スタッフ拡張を超えた価値を提供してくれています。技術設計の提案やデータインサイトを通じて、私たちがビジネス目標を達成し続けることを可能にしてくれています。データテンプレートを強くおすすめします。”
Dori Daganhardt
シニアリーダー、プロダクトマネジメント、CoreLogic Inc.(米国)